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【歳川隆雄 永田町・霞が関インサイド】発言が度々揺らぐバイデン大統領に「対中政策」不安視 「習国家主席とは…」施政方針演説で“アドリブ” (1/2ページ)

 米ワシントンのベルトウェイ内(=日本の永田町・霞が関)でも、ジョー・バイデン政権の「対中政策」を不安視する向きが少なくないことは周知の事実である。バイデン大統領自身の発言が度々揺らぐからだ。

 一例を挙げる。4月28日午後(米国東部時間・日本時間29日午前)、米連邦議会上下両院合同本会議で行った施政方針演説が典型である。

 バイデン氏は演説で、「習(近平)国家主席とは一緒に1万7000マイルも渡航し、24時間以上もプライベートに協議を重ねてきた」と述べた。

 ところが、ホワイトハウスが発表した演説文のどこを探しても、その件はない。当たり前だ。真っ赤なウソであるからだ。スピーチライターが準備した演説草案にも載っていなかった。

 どういうことなのか。

 バイデン氏は副大統領時代に、当時副主席だった習氏と会談しており、その性格を含めてよく知っていると言いたいがために、アドリブで言い放ってしまったというのが真相だ。

 施政方針演説後、「親バイデン」論調のCNNテレビが、中国に関する大統領発言に間違いがあると指摘したほどだ。一方、保守系FOXニュースは中国批判が少なく、懸念されていた対中融和色を払拭できなかったことから、真っ先に噛みついた。ホームページに「Tough on China?」と、バイデン政権の対中強硬姿勢を疑問視する見出しを掲げた記事を投稿したのだ。

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