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【菊池雅之 最新国防ファイル】配備進む“青いクジラ”最新輸送機「C-2」 低視認性を追求、災害派遣での物資輸送など重要な任務 (2/2ページ)

 そして、今年から2個目のC-2飛行隊として大きく変わろうとしているのが、第402飛行隊なのである。同部隊では今後、続々とC-1が引退いく。いずれ、すべてC-2へと置き換わる計画だ。

 連日C-2による飛行訓練が行われている。今は、戦力化を目指して、パイロットや整備員の教育が行われているのだろう。

 C-1は、緑色を基調とした迷彩色で機体をまとっていた。これが一転、C-2では、青を基調とした一見すると鮮やかな色にも見えるカラーリングとなった。これは、空や海へと機体を溶け込ませる低視認性を追求したためだ。そこから、「ブルーホエール」というニックネームが生まれた。

 滑走路の端、通称エンドと呼ばれる場所にある入曽多目的広場周辺には、望遠レンズを抱えた大勢の飛行機ファンの姿がある。彼らのお目当ては、入間基地の新しい顔となったC-2だ。

 着陸を目指して、「青いクジラ」が低空で公園の上空に姿を見せると、お散歩に立ち寄った保育園児たちが歓声を上げて手を振る。花見客もその時ばかりは桜から機体へと目を奪われる。すでに地元にも認知され、愛されつつある。

 ■菊池雅之(きくち・まさゆき) フォトジャーナリスト。1975年、東京都生まれ。講談社フライデー編集部を経てフリーに。陸海空自衛隊だけでなく、米軍やNATO軍、アジア各国の軍事情勢を取材する。著書に『自衛隊の戦力-各国との比較』(メディアックス)、『陸自男子-リクメン』(コスミック出版)など。

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