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【菊池雅之 最新国防ファイル】配備進む“青いクジラ”最新輸送機「C-2」 低視認性を追求、災害派遣での物資輸送など重要な任務 (1/2ページ)

 航空自衛隊の最新輸送機「C-2」の配備が順調に進んでいる。今年2月17日、入間基地(埼玉県入間市など)に所在する第2輸送航空隊第402飛行隊に最新の213号機が配備された。

 この部隊は主として「C-1」輸送機を配備し、空自のみならず、陸海自衛隊の航空輸送を担う。災害派遣時には、食料や生活必需品などの物資輸送を行うなど、われわれの生存に直接かかわる重要な任務なども多々ある。これまでも多くの被災者を助けるため、同部隊をはじめとした空自輸送機部隊が活躍してきた。

 C-1は、戦後初めて国産した中型輸送機だ。初飛行は1970年11月12日のこと。川崎重工が量産し、73年より、随時空自へと引き渡されていった。

 寄る年波には勝てず、C-1の後継機となるC-2が開発されることになった。2000年頃より「次世代輸送機(C-X)プロジェクト」がスタートし、防衛庁技術研究本部と川崎重工でC-2がつくられた。10年1月26日に初飛行に成功する。

 しかし、エンジンの輸入をめぐり、輸入を請け負った商社の内紛や、防衛省との癒着問題が浮上した。機体の不具合なども確認され、計画は遅れていく。最終的に初号機が空自へ引き渡されたのは16年だった。

 最初のC-2部隊となったのが、美保基地(鳥取県境港市)に所在する第3輸送航空隊第403飛行隊だ。17年より配備を開始し、訓練を重ねてきた。

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