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「中国最強」全否定 バイデン大統領、初の公式会見で親中を返上か 日米豪印に英とEUを加え牽制 現在78歳、次期大統領選の再出馬も視野 (3/3ページ)

 今回の会見では、一定の「対中強硬姿勢」は示したが、もう一つの「高齢」懸念は露呈した。

 中国に対して、法の支配に従うよう同盟国・友好国と連携して対応すると強調した際、本来「東シナ海」とすべきところを「北シナ海」と言い間違えたのだ。78歳と「史上最高齢の米大統領」でありながら、2024年の次期大統領選への再出馬にも意欲を示した。

 注目の会見を、どう分析するか。

 米国情勢に詳しい福井県立大学の島田洋一教授は「中国を『競争相手(関係)』と表現したあたりが、先日の米中外交高官会談でアントニー・ブリンケン国務長官が見せた強い態度とは大きな差がある。具体的な政策論が明確にされなかった点も気になる。また、北朝鮮問題に関しても終始メモに目を落としており、無難に終わらせた印象だ。高齢であることは集中力や決断力に不安が残る」と指摘した。

 別の識者の見方も厳しい。

 拓殖大学海外事情研究所所長の川上高司氏は「従来の発言をまとめた会見という印象だ。中国に限っては、半導体をはじめとした経済安全保障に注力するのだろう。北朝鮮問題も、ドナルド・トランプ前政権とは180度政策が変わり、オバマ政権に逆戻りの懸念がある。そもそも、任期4年を全うできるか不安を感じる。コロナ禍を理由に行わない外遊に関しても、体力的な問題がある可能性もある」と述べた。

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