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【高橋洋一 日本の解き方】北朝鮮の脅威はどうなるのか 韓国・文政権には厳しい米バイデン政権 日本にとって有利な状況も…イラン核開発に甘さ露呈 (1/2ページ)

 米バイデン政権が北朝鮮側に接触を開始していることを明らかにした。北の核開発や拉致問題などの解決につながる糸口は見つかるだろうか。

 北朝鮮問題でバイデン政権のやっていることはまだ見えてこない。外交では水面下で交渉が行われるのが常であり、これは普通なのだが、トランプ前大統領がツイッターでやっていることを表に出し、ある意味分かりやすかったのとは対照的だ。

 トランプ氏は、個人的な関係を使って北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記と向かい合い、3回の直接面談を行った。北朝鮮の非核化はできなかったが、核・ミサイル実験は止まった。何よりトランプ氏は、日本人拉致問題について国連で演説したり、正恩氏にも伝えてくれたこともあるなど、歴代の米国大統領の中では傑出して日本にとってありがたい対応をしてくれた。

 これと比較するのはどのような政権でも酷であるものの、バイデン政権についても、できる限り日本の国益へ誘導してもらいたいものだ。

 現時点でバイデン政権が北朝鮮と接触しているのは、日本にとって悪いことではない。ただし、交渉中ということは、北朝鮮が揺さぶりをかけるために実験を再開することも十分にありえる。北朝鮮としても米国との交渉になれば、手持ちのカードという意味で、今のうちに実験再開しておいたほうが好都合であるからだ。

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