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【大前研一 大前研一のニュース時評】五輪「4年ずつずらす説」あり得るか 海外ではすでに東京五輪「無理」報道 (2/3ページ)

 そんな状況の中、日本が緊急事態宣言(英語ではエマージェンシー)を発しながら、「7月は大丈夫です」と言っても、海外の人には通用しない。だいたい、日本に行きたくても行くこともできない。飛行機だってほとんど飛んでいない。

 どう考えても、今年の五輪開催はアウトだと思う。逆に「GO」とするためには、少なくとも3月、4月に主要参加国で新型コロナの猛威が、ある程度収束していなければならない。バッハさんもどうしたらいいかわからない。

 主催都市の知事が首相に対して、「この状況では無理です」と五輪返上を正式に申し入れるのが筋だが、現都知事の性格では、自分からババを引くことはないだろう。ということで、日本から返上に動くことは期待できない。しかし、海外から見ると「できるわけがない」。

 もう1年延ばして、「北京冬季五輪と同じ年にしよう」と言っている人もいるが、それよりも4年ずらすことが現実的だ。それなら、24年開催予定のパリも「助かった」と思うはず。

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