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【勝負師たちの系譜】指し盛り過ぎても活躍する中年棋士 「最先端の世界」も強い遠山六段の心構え (1/2ページ)

 若くて才能ある棋士が活躍するのは、考えたら当前である。

 そんな中、指し盛りが過ぎても若い棋士に交じって活躍する棋士がいる。

 まずは本欄にも何度か登場した、中村修九段。谷川浩司九段と羽生世代の中間の世代で、55年組(昭和55年=1980年に棋士になった5人衆)の一人だ。しかし順位戦のB級に残っているのは、中村だけである。

 王将位2期の実績があるが、50代後半になった昨今は、2期前に取った降級点(2つで降級)を消せないまま、苦戦をしていた。

 ところが今期は6局目を終えた時点で、5勝1敗の昇級候補。その後ライバルに敗れて昇級は遠のいたが、早々と6勝して降級点を消した。

 降級点を持っている年輩者がそれを消すのは容易でなく、私もかつて63歳でB2の降級点を消した最年長棋士という、あまり嬉しくない記録を立てたこともあった。

 中村は年度の通算でも勝ち越しで、この歳では際立っている。

 もう一人は、同じ55年組の高橋道雄九段。こちらはC級1組だが、現在6勝2敗で6番手だ。増田康宏六段、高崎一生七段が無敗(8勝)で走っているから、昇級は難しいが、さすがタイトル5期、A級13期の実力者だけのことはある。

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