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【菊池雅之 最新国防ファイル】冬に備え階級関係なく徹底訓練 大雪の災害派遣で生かされた冬季戦闘能力の高さ (1/2ページ)

 今年の冬は、北海道から東北、北陸を寒波が襲い、大雪による被害が発生している。特に1月7日からの大雪の影響で、9日以降、北陸道および、東海北陸道の一部区間において、多数の車が立ち往生する事態となった。これに対し、富山県知事と福井県知事は、陸上自衛隊第14普通科連隊長に対し、滞留車両の救援にかかる災害派遣を要請した。

 要請を受け、第14普通科連隊は、雪のふぶくなか、金沢駐屯地(金沢市)を出発した。スコップ一つで雪をかき分け、滞留車両まで向かい、食料や水、燃料を配布した。大雪のなか、これほどの規模の支援活動を行えるのはもはや自衛隊しかない。

 災害派遣を要請するにあたり、重要な3つの要件である、「公共性」「緊急性」「非代替性」を満たすものであった。さらに、今年は秋田県や新潟県での大雪被害から国民を守るための災害派遣活動を繰り広げている。

 自衛隊は気象条件に関係なく任務を遂行できるように準備をし、装備を整え、訓練を重ねている。よって、雪の中での行動もしっかりと学ぶ。

 東西冷戦時代、北海道が最前線であったこともあり、積雪寒冷地での戦闘訓練は重要だった。若手幹部は一度は北海道勤務を経験していた。

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