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女性少尉を「性上納」でボロボロに…金正恩「赤い貴族」の非道ぶり (2/4ページ)

 その条件にピッタリだったのが、中級兵士(上等兵)のキム看護師だ。黄海北道(ファンヘブクト)沙里院(サリウォン)の商業管理所の従業員として働く両親のもとで育った、ごくごく平凡な家の出だったが、肌は白く、スラッとしたスタイルながらも、背は低い点が呉氏好みの女性だった。

 キム看護師が呉氏の担当になるや、すぐに執拗なセクシュアル・ハラスメントが始まった。昼夜を分かたず頻繁に呼び出し、やがてマッサージをさせるようになった。18歳の彼女には、その場をうまく切り抜ける知恵もなく、彼女を救ってくれる存在もなかった。

 呉氏は、「愛してる」「俺が責任を取る」と甘い言葉をかけ続け、ついには性的関係を強いた。さらに、何の罪もない担当軍医を後方部軍医部に異動させ、キム看護師を少尉に昇進させた上で、自分専用の軍医にした。また、軍関連の全国規模の大会にも参加させた。

 (参考記事:北朝鮮女性を苦しめる「マダラス」と呼ばれる性上納行為

 地位、階級の「贈り物」をする一方で、「この恩を忘れるな」「俺の鶴の一声でお前などいくらでも追い出して、家を木っ端微塵にすることもできる」などと、脅かし続けた。そんな地獄のような日々は5年にわたって続いた。同僚は、当時の彼女は顔色が悪く、憂うつ感を訴えていたと証言した。

デイリーNKジャパン

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