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女性少尉を「性上納」でボロボロに…金正恩「赤い貴族」の非道ぶり (1/4ページ)

 北朝鮮は決して認めようとしないが、様々な資料や脱北者の証言により、同国には厳格な身分制度のあることが知られている。先祖や本人の活動歴、地位、職業などにより「出身成分」「社会成分」「階層」という3種類の身分が存在し、それに応じて特権を享受する者もいれば、厳しい差別に晒される者もいる。

 その頂点に位置するのは金正恩党委員長をはじめ、彼の祖父・金日成主席に連なる一族だ。そしてその次に身分の高いのは、金日成氏とともに抗日パルチザン活動を行っていた人々とその子孫である。その特権的な地位から、「赤い貴族」などと揶揄されたりする。

 (参考記事:【徹底解説】北朝鮮の身分制度「出身成分」「社会成分」「階層」

 そんな「貴族階級」に属する呉鉄山(オ・チョルサン)氏も、金日成氏の護衛を担当する護衛総局の局長を務めた父親の呉白龍(オ・ベクリョン)氏の七光りで、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)海軍司令部の政治委員の座まで登りつめた。

 生まれながら特権を持ち、傍若無人な振る舞いをする者もいるが、呉鉄山氏もそんな一人だった。デイリーNKの内部情報筋が、彼の犯した犯罪の詳細を語った。

 事は、呉氏が咸鏡南道(ハムギョンナムド)の咸興(ハムン)郊外にある海軍東海艦隊司令部で勤務していた1999年まで遡る。背が低く肌が浅黒いことにコンプレックスを抱いていた彼は、自らを担当する看護師の容姿について「背は自分より低く、肌は自分より黒い女性がいい」などと事細かく指定していた。

デイリーNKジャパン

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