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【菊池雅之 最新国防ファイル】初参戦の女性戦車小隊長が初優勝! 「師団戦車射撃競技会」 (1/2ページ)

 10月25日から11月1日まで、北海道大演習場にて、「第7師団戦車射撃競技会」が行われた。これは、自衛隊唯一の戦車を主たる戦力とする機甲師団「第7師団」(東千歳駐屯地)が主催して行う競技会だ。

 同師団に内包された3つの戦車部隊や偵察部隊のほか、ともに北海道を防衛警備する北部方面隊の「第2師団」「第5旅団」「第11旅団」の各戦車部隊も含め、90式戦車144両、10式戦車20両が参加した。

 競技は4両でチームを構成する。これは小隊にあたり、戦車戦闘の基本単位となる。約3キロ離れた目標に対して射撃し、命中精度や時間などが点数化され、1000点を満点として各小隊が競う。

 今回の競技会から、初めて2人の女性小隊長が参加した。

 防衛省では、戦闘機、潜水艦、戦車など、これまで母性の保護などを理由に女性の配置を制限していた職種を開放した。2017年に制定された「女性自衛官活躍推進イニシアチブ」で「有用な人材の確保」を掲げ、性別関係なく、優秀な人材を積極的に登用することを決めた。これに基づき、昨年、女性幹部による戦車小隊長が誕生した。

 その一人が、「第72戦車連隊」(北恵庭駐屯地)に所属する黒川慈(めぐみ)3等陸尉だ。一般大学を卒業後、陸上自衛隊に入隊。幹部候補生学校で学ぶなか、「機甲科の方から『仲間意識の強い熱い仕事』と聞き、興味を持った」のが戦車乗りを目指すきっかけだった。

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