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【菊池雅之 最新国防ファイル】日米共同統合演習「キーン・ソード」 米空軍オスプレイが海自艦へ初着艦 (1/2ページ)

 10月26日から11月5日まで、日本周辺空海域において、日米共同統合演習「キーン・ソード(鋭い剣)」が行われている。1985年より続いている演習で、各部隊がシナリオに沿って行う「実動演習」と、机上にて部隊を動かしていく「指揮所演習」が交互に行われるのが特徴だ。今年は、15回目の実動演習となった。

 日本で行う演習の中では、最大規模を誇る。自衛隊から陸海空人員37000人、艦艇約20隻、航空機約170機が参加。米軍から陸海空海兵隊から人員約9000人が参加。米参加勢力のうち、中核を務めたのが、米海軍原子力空母「ロナルド・レーガン」をはじめとした第7艦隊の艦艇だ。また今回は、カナダ海軍からも艦艇1隻が参加した。

 演習初日となる26日、山崎幸二統合幕僚長と、ケビン・シュナイダー在日米軍司令官が視察のため、横田基地から海上自衛隊最大のヘリコプター搭載型護衛艦「かが」へと向かった。移動の手段として米空軍のCV-22オスプレイが使われた。

 このCV-22は、ただの輸送機ではなく、特殊任務に用いられる機体である。これまで米海兵隊が輸送用として用いているCV-22オスプレイが護衛艦に着艦する機会は何度となくあった。しかし、CV-22による海自艦艇への着艦は、今回が初めてとなる。

 これについて、シュナイダー司令官は「特殊作戦群所属のCV-22を海自のヘリコプター搭載護衛艦に着艦させたという、その事実がわれわれの言う相互運用性だ」と語った。

 さらに、「もう一歩踏み込んで言うと、キーン・ソードのような演習でこの相互運用性を領域横断作戦、またはマルチドメイン作戦を強化するために生かしていく」と付け加えた。というのも、今回から宇宙状況監視という新しい訓練が加えられた。

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