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【室谷克実 新・悪韓論】韓国・文政権、コロナ悪用し“保守弾圧” 光復節の5万人デモがトラウマ…感染拡大の因縁つけて“参加者狩り” (2/3ページ)

 こうした流れは、韓国内の“理念的内戦状況”を、さらに深化させる。

 8月29日に与党の役員選挙がある。役員選挙に立候補した大物政治家は、左翼政党の熱誠党員の支持を得ようと、「俺の方がもっと左だ」とばかりに、右翼宗教団体と保守野党を攻撃している。それは大統領へのゴマすり競争でもある。

 党代表に立候補している金富謙(キム・ブギョン)元行政安全相は20日、フェイスブックに、集団感染を引き起こした「サラン第一教会」の牧師と信者を「一種の生物化学テロ集団だ」「社会不安を起こし、文政府を揺るがし、最終的に政権崩壊まで狙う事実上の政治勢力」と書き、猛烈に非難した。

 さらに、「彼らの背後には、保守野党である未来統合党があるようだ」「政府が非常大権を発動してでも、問題の震源地を追跡して“拔本塞源(=根本的に物事を処理すること)”しなければならない」と述べた。

 非常大権とは、既存の法律を無効化する大統領緊急措置のことなのか、それとも非常戒厳令だろうか。

 新型コロナウイルスの潜伏期間からすれば、8月中旬からの感染拡大は「サラン第一教会の集会参加」とは無縁だ。しかし、そんな科学的な考察は一切無視して、大衆に分かりやすく敵を攻撃するのが韓国の政争だ。

 光復節の大集会は、許可を受けた2団体の集会に、許可を得られなかった十数団体がなだれ込む形だった。2団体が発表した参加者は5万人だったが、ソウルの中心部を埋め尽くしたデモ隊は、はるかに多かったのではあるまいか。

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