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【菊池雅之 最新国防ファイル】F-35へと生まれ変わった「オジロワシ」 (1/2ページ)

 三沢空港(青森県=航空自衛隊と米空軍が使用し、民間空港でもある。『三沢基地』とも呼ばれる)のターミナルビルの屋上は展望デッキとなっている。階段を上っていくと、イスだけが並ぶ殺風景な屋上がそこにあった。自動販売機すらない場所だが、開放時間の午前8時になると、ゾロゾロと人がやってくる。

 フェンス際までやってくると、超望遠レンズを付けたカメラを準備して待つ。彼らのお目当ては、航空自衛隊に配備されて間もない、最新鋭ステルス戦闘機F-35Aだ。

 この中の1人は「羽田空港(東京都)から朝1番の飛行機で三沢空港にやってきて、この場所に直行しました。1日ここで撮影し、最後の飛行機で羽田に帰ります。観光はしません。ここでF-35を撮影するのが目的です」と語った。

 三沢基地に所属する第302飛行隊は、空自唯一のF-35Aを運用する飛行隊だ。ルーツをたどると、1974年にF-4ファントムIIの部隊として千歳基地(北海道)で新編された。2009年に百里基地(茨城県)へと移駐し、18年に立ち上がった「臨時F-35A飛行隊」と合流した。19年に部隊は再編成され、拠点を三沢基地に移したばかりだ。

 第302飛行隊の部隊マークは「オジロワシ」だ。北海道で見られるタカ科の一種であり、新編当時、千歳基地にいたことから採用された。翼が「3」、尾が「0」、足が「2」と表すようにデザインされており、これに勇ましい顔をした赤い顔が加えられ、1つの絵柄となっている。よく考えられたマークにファンも多かった。

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