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【菊池雅之 最新国防ファイル】自衛隊初のストライカー式発射 「新9ミリ拳銃」 (1/2ページ)

 自衛隊では、新しい自動小銃「20式5・56ミリ小銃」と合わせて、新しい拳銃も配備する。名称は「9ミリ拳銃」がそのまま使われる。

 陸海空自衛隊では、主として幹部用として「9ミリ拳銃」が配備されてきた。最近では、市街地戦闘など敵と近接して戦う場面が想定されることから、普通科(歩兵)では、小銃に次ぐ予備武器としても使われている。

 これまでの9ミリ拳銃は、ドイツのザウエル&ゾーン社の「シグザウエルP220」を、国内の銃器メーカー「ミネベアアツミ社」がライセンス生産している。

 新拳銃は、ドイツのヘッケラー&コッホ社の「SFP9M」を採用した。しかし、国内での生産は行わず、輸入する方針だ。その方が価格を安く抑えることができるのが理由だ。1挺あたりの価格が、これまでは約20万円だったが、新拳銃は約10万円となっている。

 銃本体には、メーカー名である「HK」の隣に製品名である「SFP9M」、そして錨(いかり)と鉾(ほこ)のマークが刻まれている。数字の後に続くMは「Maritime」(=海の)の頭文字であり、水に強いバージョンであることを示している。そのシンボルとして錨と鉾が描かれている。

 日本版海兵隊とも言われる水陸機動団へと優先的に配備するという。海上自衛隊の立入検査隊のような洋上で発見した不審船などに移乗して制圧する部隊においても期待されている。

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