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【高橋洋一 日本の解き方】予測が難しい「コロナ第2波」 欧米からの入国制限すれば…経済活動の制限緩和可能か (2/2ページ)

 欧米メディアの多くは「いずれ日本も欧米のようにひどい状態になる」と主張してきたが、結果はそうならなかった。予想が外れた欧米メディアは、ここにきて手のひらを返すかのように日本を称賛した。ただし、その本質的な理由は分かっていないとも強調している。

 かつて言われていたBCG接種説も、接種国のロシアやブラジルで感染爆発が起こっていることや非接種国のオーストラリアやニュージーランドで感染が少ないことで、最近は語られなくなった。

 最近では、欧米諸国ではアジア・オセアニアと異なり、高い感染力を持ち病毒性が強い流行株が出現した可能性も指摘されている。

 アジアでの握手やキスをしないという生活習慣が関係しているかもしれないが、今のところ、決定的な要因は謎である。これまでのところ、100年前のスペイン風邪の際にアジアでの死者の方が多かったのとは違う結果になっている。

 逆にいえば、欧米からの直接・間接的な入国を制限すれば、今の日本の良好な環境をある程度保つことができるともいえる。当面は海外からの流入者を制限しながら、国内の移動や経済活動の制限を緩めるというのは一案だ。

 しかし、その場合でも、ソーシャルディスタンスを保ち「三密」を可能な限り避け、各個人の対策で感染確率を減少させるべきなのはいうまでもない。(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

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