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笠井アナを襲った病魔…気をつけたい“病気とカネ” 早期退職や希望退職募る企業急増も…新しい職場、人間関係、家族からの重圧 (2/2ページ)

 浅川クリニックの浅川雅晴院長は、「早期退職者の対象となる世代は、若者と違い、柔軟に考えることが難しく、新しい人間関係を築くのもストレスになることがある。また新しい職場では、ある程度の仕事ぶりが求められるほか、家族からの重圧もある」と説明する。

 こうした状況で鬱病など心の病を発症する人も少なくないという。

 浅川氏によると、胃痛や頭痛といった症状が出る人もいるが、鬱からくるものとは気付かずに、1年以上も身体科に通ってしまうケースもあるといい、心療内科などを早めに受診するよう勧めている。

 早期・希望退職で割増退職金をもらっても、職探しに時間がかかったり、転職後の収入が下がってしまうことも考えられる。そこで病気になると、医療費の問題もより重大になってくる。

 びとうファイナンシャルサービスのファイナンシャルプランナー、尾藤峰男氏は「一般的には退職後、最長で2年間は前職と同じ健康保険の加入を継続できる制度がある」とした上で、こう指摘する。

 「就職活動をしている期間が長くなれば、その間は国民年金に加入しなければならず、将来的に受け取る年金の額が減ることにもつながる。再就職した場合も、転職先の収入が想定通りになるとは限らず、仕事を続けられるかという不安もある。前職と新しい職場での手当ての差にも注意が必要だ」

 決断する前に、一度立ち止まって考えておいてもよさそうだ。

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