実は今場所前、角界を駆け巡っていた横綱白鵬“電撃引退”説 膝が完治することはなく…本人のみぞ知るその先の真相 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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実は今場所前、角界を駆け巡っていた横綱白鵬“電撃引退”説 膝が完治することはなく…本人のみぞ知るその先の真相

 ■大相撲秋場所2日目=13日、東京・両国国技館

 3年ぶりの新横綱照ノ富士(29)=伊勢ケ浜=が三役以上で唯一の連勝発進。もう一人の横綱白鵬(36)=宮城野=は、部屋に新型コロナウイルス感染者が出て、所属全力士に初日から全休の措置がとられたため、両横綱の揃い踏みはお預けに。ただ、名古屋場所で7場所ぶりに復活の全勝優勝を飾った白鵬には、実は今場所前に引退説が角界を駆け巡っていた。いったん鎮静化したものの、いつ電撃発表があってもおかしくないと去就が注目されている。 (塚沢健太郎)

 

 初日を翌日に控えた11日に、尾車事業部長(元大関琴風)は「白鵬が休場という形になり、せっかくの2横綱での場所になる予定が非常に残念です」と話したが、もう両横綱が揃うことはないのかもしれない。

 白鵬の引退説が流れたのは、何も今回が初めてではない。昨年末に続いて、6場所連続休場から復帰を果たした名古屋場所でも、「全勝優勝して辞めるのではないか」との憶測が飛び交った。しかも千秋楽になって、地方場所では珍しく家族が来場していたことでさらなる緊張が走った。注目の優勝から一夜明けの会見。白鵬は「この場所は膝が言うことを聞いてくれましたね。進退、引退というのが自分に迫ったのは初めて」と言及はしたものの、引退を表明することはなかった。

 現役続行にこだわった理由として、演出内容が直前まで変更になるなどドタバタ続きだった東京五輪の開会式、あるいは閉会式で、熱望していた横綱土俵入りを披露できる可能性があったから、との見方もある。

 そして今場所前。8月23日から4日間、両国国技館の相撲教習所で合同稽古が行われ、白鵬は25日から2日間参加した。しかし、相撲を取ることなくぶつかり稽古で胸を貸しただけで終え、昨年3月に手術した右膝の状態を「日によりますね。良くなったり悪くなったり」と明かした。

 名古屋場所の全勝優勝で復活をアピールできても、膝が完治することはもうない。もしも宮城野部屋力士の新型コロナウイルス感染がなく、不可抗力での休場措置がなければ、ひょっとして…。その先の真相は、白鵬本人のみぞ知るところだ。

 同じような経緯をたどって、引退に至ったのが横綱貴乃花だ。7場所連続休場明けの2002年秋場所で、武蔵丸との千秋楽相星決戦で敗れたものの12勝で復活を印象付けたが、翌九州場所はまさかの全休。右膝はもうボロボロで、続く初場所には強行出場も9日目に現役引退を表明した。

 史上最高齢の横綱は1958年初場所に37歳9カ月で引退した吉葉山。36歳6カ月の白鵬は闘争心に火をつけて土俵に上がっているものの、心が揺れ動いていることだけは間違いない。

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