金メダル侍ジャパン“存続危機” 次期監督候補、高橋由伸氏就任に難色か…コロナで次戦メドも立たず - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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金メダル侍ジャパン“存続危機” 次期監督候補、高橋由伸氏就任に難色か…コロナで次戦メドも立たず

 北京五輪以来3大会ぶりに競技が復活した東京五輪で、野球日本代表は全勝フィニッシュで悲願の金メダルを獲得した。2019年の「プレミア12」と「五輪」の国際2大会で頂点を極めた稲葉篤紀監督(49)は勇退。新指揮官の人選を進めることになるが、早くも難航が予想される。すでに複数のメディアが最有力候補として名前を挙げている前巨人監督の高橋由伸氏(46)は就任に難色を示していることが判明。コロナ禍のため次期監督の初陣も決まっておらず、11年に常設化された侍ジャパンは存続危機に立たされている。 (山戸英州)

 稲葉監督は東京五輪での野球競技復活が決まった翌2017年から4年にわたり指揮を執った。公式戦開幕前の3月と、日本シリーズ後の11月に日米野球などで海外勢と対戦。目標だった五輪で最高の結果を残したが、バトンを受け取る次期監督は相当なプレッシャーがかかるのは言うまでもない。

 7日の五輪野球決勝・アメリカ戦が終了すると同時に、各メディアは一斉に稲葉監督の退任と、次期監督として複数の球界OBの名前を報じた。

 その1人、高橋氏は2016-18年までの3年間、巨人監督を務めるも、常勝軍団で3年連続V逸となり退任した。現役時代は伝統球団の人気選手として活躍、知名度も申し分ないが、球界関係者は「水面下では内々に断っている」と重大証言。「稲葉監督で金メダルを取ったことで、もはや頂点を取らないと格好がつかない状況。受諾して失敗した際のリスクを重視している」と明かす。

 そもそも、新監督を決めたところで別の問題はある。次の試合のメドが立たないのだ。

 2024年開催のパリ五輪は野球競技が外れることは決まっており、28年のロサンゼルス五輪で復帰を目指すべく関係者がIOC(国際オリンピック委員会)関係者らにロビー活動を展開している。

 今年3月に開催予定だった第5回ワールドベースボール・クラシック(WBC)は、世界の新型コロナウイルス感染状況が大きく影響し23年春以降へ延期され、実施されるかは不透明。次回は25年になるともいわれている。

 国際試合を国内で開こうにも相手国が来日後、隔離が必須のため容易ではなく、今オフや来春の開催は難しい。

 別の球界関係者は「試合のメドが立たなければ新監督にいつからお願いするかも決められない」という。試合がなければ侍ジャパンとして活動できず、このままでは「せっかくの金メダル効果も半減してしまう。チームとしての動きすらないのに維持できるのか」と危機感を募らせる。

 指揮官が決まらなければコーチ陣の顔ぶれも決まらず、チーム方針や編成の話も前に進まない。日の丸を背負う侍の指揮官が決まるのはいつになるのだろうか。

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