侍ジャパン選出に阪神は“スルー”も…16年ぶりVへ追い風 2008年の北京五輪でV逸の苦い思い出 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

記事詳細

侍ジャパン選出に阪神は“スルー”も…16年ぶりVへ追い風 2008年の北京五輪でV逸の苦い思い出

 野球日本代表「侍ジャパン」の稲葉篤紀監督(48)が13日、阪神-広島戦視察のため甲子園球場を訪れたが、首位を走る阪神は“スルー”。東京五輪代表選出はゼロの可能性が高くなった。

 午後5時過ぎ、稲葉監督は建山義紀投手コーチと甲子園に到着も、直後に中止のアナウンス。コロナ禍のため、両軍首脳陣や選手と接触することなく、約15分で収穫なしのまま引き揚げる羽目となった。

 今回、一行のお目当ては、予告先発されていた広島・森下暢仁投手(23)の生チェックだった。目的は果たせなかったが、稲葉監督は「ああいう整った選手はジャパンに必要。自分で崩れることがない」と先発投手候補として高く評価していることを明らかにした。

 一方、開幕から対戦をひと回り終えて貯金7の首位と、絶好調の阪神については売り出し中のドラ1・佐藤輝=近大=や主砲の大山、梅野の名前は挙がったものの、話が弾むことはなかった。球団OBは「侍ジャパンはその時々の調子のいい選手を代表に入れるけど、阪神ナインはそこに達していない証拠」と指摘する。

 一昨年、世界一に輝いた「プレミア12」では清水雅治コーチ(現2軍野手総合コーチ)と裏方1人が選出されたが、今夏の東京五輪で選手が1人も日の丸を背負えず蚊帳の外に置かれては何とも寂しい限り。ただ、裏返せば現有戦力を保ったままペナントレースに集中できるメリットもある。

 前回、野球競技が実施された2008年の北京五輪では藤川球児、新井貴浩の投打の軸が招集された。新井は代表合流間近に腰痛を患いながら強行出場した結果、帰国後に腰椎の疲労骨折が判明。戦力が整わず10月には最大13ゲーム差つけていた巨人にひっくり返されV逸。岡田彰布監督が責任を取り、辞任した苦い思い出がある。

 今年の五輪期間中は1カ月近く試合中断となり、じっくり調整することができる。五輪イヤーならではの利点を味方につけて、16年ぶりのV奪回といきたいところだ。 (山戸英州)

関連ニュース

アクセスランキング

×