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【オーバーロクマル世代応援企業】基本が身についている接客に安心感 従業員の10%以上がシニア

★第17回ユサワフードシステム

 この連載は、25年間で2万人の経営者と交流してきた人材採用コンサルタント会社・キイストンの細見昇市社長が、60代以上の就業に積極的な企業30社を選出。夕刊フジと共同で紹介・顕彰するものです。

 神奈川県湘南の大船、藤沢、戸塚の3地区で「海鮮居酒屋 七福水産」を展開している「ユサワフードシステム」(神奈川県鎌倉市、湯澤剛社長、https://yusawafs.co.jp)。現在の店舗数は3店で、従業員数は正社員、アルバイト・パートを合わせて42人。「そのうちの10%を超える5人が60歳以上のシニアです」と湯澤社長は言う。

 「端的にいえば人材難ということもあって、シニア世代のほうが採用しやすいということもあります。シニアの方は、接客に必要な基本的なことが備わっていることや安定していることなど、安心できるという面も大きいですね。当店のお客さまは40代から70代までと比較的高齢の方が多いこともシニアを採用する大きな要因です」

 そのシニアの1人が、大船店の厨房で腕を振るっている67歳の竹越昇氏だ。

 竹越氏の料理好きは幼少の頃からのようで「小学校に入る前から、包丁を握っていました。父親が釣り好きで、釣ってきた魚をさばくためでしたけど」と語る。そのせいか、料理が好きになり、現在まで40年以上も続いているという。

 「勤務はシフトの関係で一定していませんが、週休2日で、時間は12時30分から23時30分までの11時間になります」

 厨房は5人で担っている。「煮物、焼き物、刺し身などそれぞれ分担がありますが、役割として固定されているわけではないので状況に応じて協力しながら進めています」

 厨房の5人に、日によって出勤人数は違うがアルバイトを含む総勢16人の接客スタッフは、全員が年下。だが、「年齢差は、まったく気になりませんね。離れているほうがかえっていい。かわいいもんですよ」と笑う。最年少は16歳の高校生だという。

 「仕事に関わることは厳しく言いますし、良くないことは叱りますけど、普段は雑談もする。若い世代と話していると楽しいですよ。出勤するときには缶コーヒーなどのドリンクやチョコレートなどを買ってきてやるんですよ」

 こうしたことは日常茶飯事。また、「休日が合えば、若い子を誘って食事にいくこともありますよ」とアルバイトの1人である清水璃音乃(りおの)さん(21)を紹介しながら楽しそうに語った。(取材・土金哲夫)

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