記事詳細

塩野義製薬、医療用麻薬に対する意識調査の結果を報告 「痛みを我慢せず自分らしい生活を送っていただくために」セミナー開催

 塩野義製薬は18日、プレスセミナー「痛みを我慢せず自分らしい生活を送っていただくために~みんなで医療用麻薬を正しく知る~」を都内で開催した。

 今年7月に「がんの緩和ケアに係る部会」が厚生労働省により立ち上げられるなど、がんと診断されたときからの緩和ケアの普及が現在、大きな課題となっている。同社では約30年前に持続性がん疼痛治療剤としての医療用麻薬を発売して以来、その啓発活動を続けている。

 セミナーでは、湘南医療大学薬学部の鈴木勉学部長が、同社と共同で行った医療用麻薬に対する意識調査の結果を報告した。鈴木学部長は医療用麻薬の理解が進んでいない現状に触れ、「(薬物の)乱用防止と医療用麻薬の適正使用の推進、この両輪がうまく働けばがん疼痛治療が進むのではないか」と語った。

 セミナーには日本医科大学の山田岳史准教授と全国がん患者団体連合会の桜井なおみ理事も登壇し、医師とがん患者の立場からがんの痛みや医療用麻薬による疼痛治療の現状と課題を紹介した。山田准教授は「痛みを我慢しないで医療者に伝えてほしい」と訴えた。桜井理事は「“誰も取りこぼさない”システム作りが大切だと思う」と現状の課題に触れた。

関連ニュース