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【ベストセラー健康法】ワクチン頼みになりきってしまうのではなく、内なる力高めてコロナと共生 「新型コロナ ワクチンよりも 大切なこと」 (1/2ページ)

 ワクチンを打つべきか、避けるべきか-。新型コロナウイルスという共通の敵と対峙しながら、「賛成派」と「反対派」が対立するという、異常事態を招いている人間社会。少し頭を冷やすためにも、ぜひ読んでおきたい本を紹介する。

 

 新型コロナウイルス感染症を扱う番組で、以前はよく使われていたのに最近はめっきり効かなくなったフレーズがある。「正しく怖がる」だ。

 いわゆる「感染者数」の増減に一喜一憂するのではなく、正しい知識を持って行動する必要があるのだが、果たしてどれだけの人がそれを実践できているのだろう。

 『新型コロナ ワクチンよりも 大切なこと』(講談社刊)を読むと、コロナに対する姿勢を改めて考えさせてくれる。

 著者の本間真二郎氏は、NIH(アメリカ国立衛生研究所)でウイルス学とワクチン学の研究に当たっていた経験を持つ医師。現在は栃木県那須烏山市にある七合診療所院長として地域医療に取り組む一方、「自然農」(土を耕さず、農薬も使わない)や動物性たんぱくをなるべく摂らない食生活を実践する臨床医だ。

 本書で著者が訴えるのは、「自己軸での対策」の重要性。著者は感染症対策を「他者軸」と「自己軸」に分けて解説する。他者軸の対策とは、自分以外のすべてのものに対する対策を指し、新型コロナで言えば、手洗い、うがい、マスク、消毒など、私たちがいま日常で実践しているあらゆる対策で、ワクチンも同様だ。

 これに対して自己軸とは、自分自身の内なる力を高める対策を言う。つまり免疫力や抵抗力、解毒力を高める取り組みがそれに相当し、この自己軸の対策を強化することこそが、コロナ対策における根本的なものだ、と強調する。

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