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生活習慣病、認知症にも効果「1日4分でやせる! ゆるHIIT 運動嫌いでもらくらく続けられる」みらいクリニック・今井一彰院長 (2/3ページ)

 「私は運動が嫌いでしたが、6秒間の全力運動で効果があるというイギリスの論文が目に留まったのです。高齢者に6秒間運動して休憩することを2分間続けてもらったら、血圧が下がり日常動作がよくなったという報告でした。6秒間でいいなら自分もやってみようと思いました。これがゆるHIITの原形です」

 HIITのいいところは有酸素運動と無酸素運動を一度にできる効率的なところだ。息が上がる程度の負荷をかけて酸素を取り込み、息を止め筋肉を鍛える運動も行う。ゆるHIITを実践した今井院長は、半年間で73キロから68キロのダイエットに成功したという。そうした体験をもとに2018年9月からクリニックの患者にも指導し始めた。

 「HIITは心拍数を上げないと効果がないので心臓疾患があったり高齢の方には不安がある。ある程度の心拍数でいいゆるHIITなら楽にできるのでハードルをぐっと下げてくれるわけです。脳卒中や心臓疾患のリハビリにも使えますし、むしろ高齢の方に効果が出やすいこともわかったので、患者さんにおすすめしようと思いました。今は週に100人くらい、年齢は平均63歳くらいで上は80代の方もいます。座っていても寝ていても、どこでも時間をとらずにでき、クリニック以外でもオンラインやユーチューブで指導できますのでお家でやる方も多いですね」

 ゆるHIITは、アスリートが行うHIITの場合より心拍数を6-7割に抑え、運動して少し息が切れる程度で行う。高齢者でもできるうえその効果はてきめんだ。クリニックでは、膝が痛いので好きな水泳もできなくなった方が、「座った状態のゆるHIIT」を始めて回復した例、80代の方で、「週1回のゆるHIIT」で20年前のジーンズがはけるようになった例、60代の方では3カ月でウエストが10センチ減り、3キロやせて高血圧も解消した例、血糖値が下がり糖尿病も改善した例など、短期間で効果を実感できた例が多数だ。