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【HPVワクチンに女性も男性も注目せよ】女子も男子も性交渉開始前に接種を 国民の80%以上ができればHPV由来のガンは撲滅可能 (2/3ページ)

 「日本では保険適用がないため、シルガート9は3回接種で約9万円と高額ですが、ワクチン接種で得られる抗体は自然感染で得られる数倍で9~10年維持できるといわれます。社会的に病気を広げないため、生活の質をあげる意味でもメリットが大きいです」

 関口氏は、男子への接種も勧める。

 「もし、ご主人が出世している、金儲けがうまい、飲む・打つ・買うが好きというタイプなら、男性ホルモン=テストステロン値が高いと想像できます。父親の遺伝子を受けついだ男子はテストステロン値が高めで、セクシャル・アクティビティが活発になる可能性が高いので、10歳より前にHPVワクチン接種をするのが安全でしょう」

 なお、2021年時点では、日本で男子に投与可能なのは個人輸入のガーダシル9のみ。女子の2価・4価のワクチンも12~16歳の期間を外れると費用がかかる。対象外になった場合は何歳まで接種すべきなのか。

 「私のクリニックでHPV感染率を調べたところ、感染率は40代以下が高率で40代以上はほとんどいませんでした。若い人が不特定多数と性交渉する機会が多いからではなく、40歳以上の場合、感染してもほぼ自力で治癒し抗体を持っていたからです。ただ、HPVに限らず、1度抗体を獲得しても免疫は一生ものではありません。加齢や強いストレスで免疫力が落ちると、2回目や3回目の感染が起きることがあります」

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