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【今から始めよう!70代まで働く健康術】冷たい飲料がイライラに拍車 上半身に「気」が過剰に集まり悪循環に 千葉大病院和漢診療科・並木教授が解説 (2/2ページ)

 「気逆」になると、ちょっとしたことにもキレて、顔を真っ赤にして大声を上げるような行為にもつながる。また、血圧が上昇するため、動悸やめまい、頭痛、さらには、肺も「気逆」の影響を受け、咳が止まらないといったことも起こる。

 「『気逆』で典型的なのは、女性の更年期障害です。急に発汗するホットフラッシュや、感情のコントロールが難しくなる、あるいは、手足の冷えなど、症状は多岐に渡ります。このような症状の人が、体を冷やそうと冷たい飲料をとると、反対に体を温めることになるため、さらに症状を悪化させます」

 男性の場合も、怒りっぽくてのぼせやすい人が、ストレス発散のために冷たいビールなどを飲む習慣があると、症状に拍車を掛けることになる。

 「『気逆』は、胃の働きも悪くなります。ひどいときには、食欲不振や吐き気などの症状も起こします。消化のよい常温の食事を心掛け、飲み物も常温もしくは、温かいものにしましょう」

 並木医師によるイライラ解消法(別項)も参考に。体調不良と冷えた飲食に気をつけよう。

 

 並木医師伝授!残暑のイライラ体調不良解消法

 □冷たい飲料は控える。温かい飲み物か、常温の飲み物を選ぶ

 □そうめん、ひやむぎなどの冷たい料理も避ける

 □煮物など消化のよい副菜に温かいご飯といったメニューを心掛ける

 □全身のエネルギー循環をよくするため、体をなるべく動かすことを意識する

 □38度程度のぬるま湯に、10分程度つかる入浴習慣も持つ

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