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【長田昭二 ブラックジャックを探せ】地域医療の柱と血管外科のスペシャリスト 聖母病院院長・中澤達さん (1/2ページ)

 西武新宿線・下落合駅から徒歩7分。聖母病院は154の病床を持つ、地域密着型の中規模病院。カトリック系ということもあり、特に「産科」の実績で高い知名度を誇る一方、15の診療科を擁し、地域医療の柱として貢献を続けている。

 2020年から院長を務める中澤達医師は、血管外科のスペシャリスト。日本における血管外科は、「脳と心臓以外の血管病変」を一手に引き受ける診療科だ。大動脈瘤や下肢静脈瘤など、診療対象は広範囲に及ぶ。

 「大学で専門を選ぶとき、血管外科と消化管外科で迷ったんですが、血管外科の手術は、縫合した瞬間に血液が流れて治療の成否が瞬時に分かる。また“血流を遮断して手術をする”という時間的制約の厳しさも決め手になった。若いころから岐路に立つと 難しいほうを選ぶ性格ではありましたね」

 他の臓器の外科領域がそうであるように、血管外科も低侵襲化が進んでいる。

 「皮膚を切開して行う手術に代わって“血管内治療”の割合が高まっています。これは従来の外科治療とは明らかに異なる手技も多く、医師に要求されるスキルも異なる。それだけにやりがいを感じますね」

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