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【週末、山へ行こう】北アルプスの登山口で自然散歩 上高地(長野県) 標高1500メートル (1/2ページ)

 槍ケ岳や穂高連峰など、北アルプス南部の山々への登山口として、あるいは日本有数の山岳リゾート地として、山を愛する多くの人々に愛されている上高地。ゆったりと流れる梓川と、その向こうに連なる穂高の山々は、ポスターなどでもおなじみの景観だ。

 登山を始める前は、上高地を山岳観光地と認識していた。バスの車窓から大正池と焼岳を眺め、河童橋で山々をバックに記念撮影をし、川べりの散策路を少し歩き、川沿いのホテルのカフェでティータイム。バスツアーなどで訪れると滞在時間が短く、「次は泊まりで楽しみたいな」といつも思っていた。

 上高地は北アルプス登山の玄関口…ではあるが、登山の心得がなくても自然散策を満喫できる。上高地バスターミナルを起点に、梓川沿いに散策路が設けられている。バスターミナルから川の上流に向かうのが上高地自然探勝路。歩き始めて1時間の明神までは、それほど高低差もなく、道幅も広く、歩きやすい。

 樹林のなか、梓川の流れをちらちらと眺めながら、ところどころで山々の景色を楽しみながら歩く。標高は1500メートル、関東近郊の低山とは気温も、植生も全く異なる。夏でもひんやりとした空気に包まれ、ときどき風が吹き抜ける。歩いているだけで心が洗われるようだ。

 山小屋・明神館の前からは、岩峰の明神岳が圧倒的にかっこいい。穂高神社奥宮と明神池に立ち寄っていこう。明神池は穂高神社の神域にあり、樹林に囲まれた中に清らかな水をたたえた池が幻想的な雰囲気だ。

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