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【ここまで進んだ最新治療】「原発性アルドステロン症」のラジオ波焼灼療法 6月に保険適用「二次性高血圧」治療 (1/2ページ)

 高血圧には、生活習慣や体質が原因の「本態性高血圧」(全体の80%)と、他の病気が原因で血圧が上昇する「二次性高血圧」がある。その二次性高血圧の原因で最も多いのが「原発性アルドステロン症」だ。

 左右の腎臓の上にある「副腎」に良性腫瘍や過形成ができることで発症する。体内の塩分再吸収とカリウム排出の働きで血圧を調節している「アルドステロン」というホルモンが過剰に分泌されるため、循環している血液量が増え血圧が上昇するのだ。

 治療は、両側の副腎の過形成の場合はアルドステロンの働きを抑える薬物療法、片側の副腎の良性腫瘍(腺腫)の場合は腹腔鏡手術で片側の副腎を摘出することが標準治療になっている。それが今年6月、片側の副腎腺腫に対する「ラジオ波焼灼療法(RFA)」が新たに保険適用になった。

 どんな治療法なのか。2014年から医師主導治験を行ってきた東北大学病院・放射線診断科の高瀬圭教授=顔写真=が説明する。

 「RFAは、CT画像を見ながら体の外から細い電極針を1~2本刺して、アルドステロンを過剰に分泌している副腎腺腫の細胞をラジオ波で焼くIVR(画像下治療)になります。対象となるのは、高齢や持病があって手術(全身麻酔)が困難な患者さんや、手術を希望せず薬物療法を続けていてもコントロールが難しい患者さんなどになります」

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