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【大崎裕史 麺喰いにつき】ラーメンをカレー皿で提供する「田丸」 70年の歴史があるお店が支店を出す (1/2ページ)

 私が20代に1番食べたラーメンは目黒の「田丸」である。最初の就職先が目黒でいまだに目黒勤務が続いている。それと当時はインターネットもないし、他のラーメン店情報がなかなか入手できず、仕事帰りに食べて帰ることが多かったのだ。「田丸」は昭和20年代創業で70年以上の歴史がある。昔は目黒通り上下(どちらも一方通行)の間の三角州にカウンターのみでオープン。当初はカレー屋だったようで、カレー皿ベーカーを使っているのはその名残。スープの取り方も他店とは違っており、どことなくカレーっぽさを感じる。スープは寸胴ではなく業務用ホーロー鍋を使っているのも珍しい。昔は麺茹でもホーロー鍋を使っていたが3代目からは麺茹で機を使用。

 店名は創業者が吉田はるさんで『吉(よし=〇)と「吉田」の田。逆転させて、田丸』とのこと。2代目が学芸大学にオープンし、創業の地は再開発もあり、閉店。3代目が目黒の権之助坂に戻ってきた。ここ数年は年に1~2回は食べている。この店は他にない個性がいろいろあるのであげてみよう。

 ■田丸の特徴■ チャーシューメン、ワンタンメン、チャーシューワンタンメンはカレーなどによく使われるベーカー皿で提供。何度か「丼で作ってもらえないか?」と頼んだことがあるが原則ダメだった。スープで煮込んだ甘いキャベツがトッピングされるのも大きな特徴。もも肉を使ったチャーシューも独特でおいしいので私はたいがいチャーシューメンと頼む。スープにあらかじめタレを入れておく、いわゆる高山まさご方式。ただ、メニューによって(大盛りとか)味が薄くなるからか、タレを器に入れることもある。

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