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【今から始めよう!70代まで働く健康術】「非アルコール性脂肪肝」を悪化させない食事の摂り方 (1/2ページ)

 2型糖尿病と非アルコール性脂肪肝は、手を取り合って発症して悪化していく。その連鎖を断ち切るには、食生活の見直しが欠かせない。1回30~60分、週3~4回の有酸素運動の継続が役立つことは前回紹介した。加えて、食事内容の改善が重要になる。

 「健康のために食す機会の多い果物や、糖質制限の食事内容などに注意しましょう。誤った方法で、非アルコール性脂肪肝になってしまう人、悪化させてしまう人がいるからです」

 こう警鐘を鳴らすのは、高橋医院(東京都中央区)の高橋友乃院長。東京医科大学病院糖尿病・代謝・内分泌内科の兼任准教授で、診断・治療・研究を長年行っている。

 果物にはビタミン類などが豊富なので、朝食代わりに、バナナやリンゴを食べる人もいるだろう。また、果物と野菜のミックスジュースや、スムージーを手作りすることも。だが、空腹時に食べたり飲んだりするのは、非アルコール性脂肪肝予防の観点からはよくない。

 「果物に含まれるフルクトース(果糖)は、小腸から吸収されて直接肝臓に運ばれ、中性脂肪に変わりやすいのです」

 つまり、空腹状態で毎朝、果糖たっぷりの食事やジュースなどをとっていると、体重はそれほど増えなくても、肝臓に中性脂肪がたまりやすいのだ。すでに非アルコール性脂肪肝と診断されている人は避けた方が無難である。

 「朝食で果物を食べるときには、“食後に少々”と心得ましょう。食後であれば、フルクトースの吸収も穏やかになります」

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