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【今から始めよう!70代まで働く健康術】非アルコール性脂肪肝の“脂肪”は意外と落としやすい! 2型糖尿病対策に「30分ウオーキング×週3回×4週間」 (1/2ページ)

 食べ過ぎで肝臓に中性脂肪がたまった非アルコール性脂肪肝になると、2型糖尿病も起こしやすく、相互に悪化する悪循環につながることを前回紹介した。食べ過ぎや脂肪のとり過ぎは体に悪い。一度ついた脂肪を落とすのは大変と思いがちだが、意外や非アルコール性脂肪肝の“脂肪”は落としやすいという。

 「肝臓や心臓など、本来、たまるべきではないところにたまった脂肪を『異所性脂肪』といいます。それは、内臓脂肪や皮下脂肪よりも、運動で落ちやすいのです。筋肉を使って身体を動かすことを考えましょう」

 こうアドバイスをするのは、高橋医院(東京都中央区)の高橋友乃院長。東京医科大学病院糖尿病・代謝・内分泌内科の兼任准教授を兼務し、診断・治療、研究を長年行っている。

 「ウオーキングなどの有酸素運動を1回30~60分、週3~4回、4~12週間の継続で、体重は変わらなくても非アルコール性脂肪肝は改善します。減量できれば、2型糖尿病も同時によくなります」

 たとえば、170センチ、73キロの人の場合、BMI(体格指数=体重kg÷身長m2乗)は「25」を超えて「肥満」領域に入る。この人が、運動を継続して非アルコール性脂肪肝を改善し、その後、仮に3キロ痩せれば、2型糖尿病も改善される可能性が高いそうだ。

 「非アルコール性脂肪肝と2型糖尿病が合併している人は、両方が劇的に改善しやすいのです」

 だが、2型糖尿病の人はインスリン抵抗性で食欲が増している人が少なくない(別項参照)。運動しても、食べ過ぎが止まらずに元の木阿弥といったケースもある。そんなときの一助となるのが2型糖尿病治療薬だ。

 「運動習慣など食生活の見直しが難しい患者さんに対し、2型糖尿病治療薬で非アルコール性脂肪肝も改善するケースが増えています」

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