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「神話的女優」がテーマ、シネマヴェーラ渋谷で23日から特集上映 (1/2ページ)

 古今東西、美女は歴史を書き換えてきた。楊貴妃しかり、クレオパトラしかりだ。映画も同じこと。美女の存在でヒットするか否か、左右されるといってもいい。東京のシネマヴェーラ渋谷では23日から美女に着目した『神話的女優』というテーマで特集上映をする。11月19日まで。

 第1週に登場するのは『奥様は顔が二つ』(1941年、ジョージ・キューカー監督)のグレタ・ガルボ。夫(メルヴィン・ダグラス)の心がかつての恋人に移ってしまったことを知り、スキーインストラクターのカリン(グレタ)は一計を案じる。双子の妹になりすまして、夫をまた振り向かせようというもの。スキーのシーンが監督の手腕に思わずうなってしまう。しかしコメディータッチがうけず、評判はさんざん。ショックを受けた彼女は本作を「わが墓標」と呼んで引退してしまった。

 お次は『ジャンヌ・ダーク』(48年、ヴィクター・フレミング監督)。ご存じ、主人公は15世紀フランスに現れた救世主。民衆の先頭に立って戦うが捕まり火あぶりの刑に。これを『風と共に去りぬ』のフレミング監督がイングリッド・バーグマンを主演に迎え、当時破格の460万ドルをつぎ込んだ歴史大作。今回はオリジナル版での上映。

 第2週では『イヴの総て』(50年、ジョセフ・F・マンキウィッツ監督)のマリリン・モンロー。主演のベティ・デイヴィスがアカデミー賞、カンヌ国際映画祭でも女優賞を受賞した傑作。モンローはまだ無名だが、お色気と容姿で主演を食ったともっぱら評判に。

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