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【ぴいぷる】演歌歌手・神野美伽 原点回帰の私、歌を届けたい“魂の音” 大病乗り越えるもコロナ禍で仕事激減…苦境を救った笠置シヅ子の生きよう (2/3ページ)

 コロナ禍は「悪いことばかりじゃなかった」と振り返る。

 「人前で歌うことはまったくできませんでしたが、自分の健康のことも含めて『受け入れる』ということを練習しているような気がするんです。その上で、これからどう生きていくかを考えたときに出た答えが、『それでも歌いたい』だったんです」

 自らの歌声を観客に届けるという原点に立ち返った。

 「声って、人間の“魂の音”なのだと強く感じています。私にとっての声は表現とコミュニケーションの手段。自分の思いをストレートに伝えたいです」

 今年8月、都内で開催したバースデーライブのタイトルも『The VOICE』。ジャズやオールディーズ、演歌の名曲など全13曲に自らの魂を込め、熱唱した。

 「東京には緊急事態宣言が出されていたので、新規感染者数とか世の中を動きを気にしつつ、感染対策を取りながらのライブでした。自分自身、歌いたいという気持ちを持ち続けているんだなと再認識できて、すべてにおいて感謝です」

 そして9月には、念願かなって演歌の新曲をリリースした。本人も「思わず笑ってしまった」というほどストレートなタイトルと曲調の『浪花恋おんな』(キング)。日本作曲家協会と日本作詩家協会がタッグを組んだ『ソングコンテストグランプリ・2021』でグランプリを獲得した作品だ。

 「大阪を舞台にした曲です。男女の別れがテーマなので歌詞は悲しげですが、メロディーはあっけらかんとして楽しく仕上がっています。演歌やカラオケで歌うことが好きな方々を意識していることは間違いないですし、もともと私が歌うことを前提に選ばれているので、『今はこの曲を歌いなさい』といわれている気がしました」

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