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『古見さんは、コミュ症です』池田エライザがハマる理由を考察 (1/3ページ)

 テクノロジーの進化とは裏腹に、意思疎通がなかなか難しい時代である。ドラマウォッチを続ける作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が指摘した。

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 コロナ感染拡大危機の中、トップリーダーのメッセージは国民の心に響かず、万策尽きての首相辞任劇。コミュニケーションの難しさがますます浮き彫りになる昨今。何とNHK総合で「コミュ症」をタイトルに掲げた新ドラマがスタートしました。その名は 『古見さんは、コミュ症です』(月曜午後10時45分)。原作は「週刊少年サンデー」で連載中のオダトモヒト作の同名マンガ。ちなみに「コミュ症」とは他者とのコミュニケーションが苦手な人のこと。

 ドラマの主人公は、超美少女かつ極度のコミュ症、高校1年生の古見硝子(池田エライザ)。誰かに話しかけたくても緊張して表情が固まってしまい言葉が出ないという悩みを抱えています。

 一方、「フツー」がモットーで小心者、超平凡な同級生の只野仁人(増田貴久)はひょんなことから古見さんと最初の友達になる。とはいえ二人の会話は黒板にチョークで気持ちを書きあう独特なスタイル。二人はある目標に向かってぎこちなく健気な一歩を踏み出していく。

 傷付きやすい青春期に誰もが抱えるコミュニケーションへの戸惑い。言葉をかけたいけれど相手に拒絶されたらどうしよう。ひとりで生きていくのはいやだけれど他人の言葉が怖い。会話のキャッチボールがうまくできない、話題が思い浮かばない、言葉で人と距離をとるという感覚がつかめない……。

NEWSポストセブン

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