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【鎮目博道 テレビ用語の基礎知識】「海外選手団」 歓迎もせず「汚れ物」扱い?“さらしもの”来日報道はやめようよ (1/2ページ)

 先週、オーストラリアのソフトボール選手団が来日、そのニュースを見てかなり驚きました。東京オリンピックに向けて、これからどんどん各国の選手団がやってきます。そのたびに「こんな大騒ぎ」が繰り返されることになるんでしょうかね?

 「こんな」ってどんな感じかというと、一言で言えば「さらしもの」にしすぎですよ。オーストラリアを出発する選手団に取材するのはいい。日本に到着した選手団を取材するのもいいでしょう。群馬県太田市に到着したのを取材するのもOK。ホテルの名前を明かして、ホテル前から中継するのも…まあそこまでする? とは思いますが許容範囲としましょう。

 でもどうなんですか? 生中継で「一般のお客さんの入り口はこちらで、選手の入り口はこちらです」と明かしたり、「選手が泊まるのは○階の部屋で、この階段を上ります」とか、「ご飯を食べるのはココ」とか、図まで書いてすべての導線を全国にさらす必要性は何かあるんでしょうか? それって危機管理的にヤバくないですか? もしテロリスト的な人に選手団が攻撃されたら、どうするつもりなんでしょう。

 「外国人選手がどう隔離されてるのか知らないと心配」ってことですか? そもそも平和の祭典として海外からお招きしたお客さまを歓迎もせず「汚れ物」扱いですか? 少なくとも彼らは全員ワクチン接種済みで、僕らよりコロナ感染の危険性は少ないはずです。人権的にも国際儀礼的にもかなり問題のある扱いではないでしょうか。

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