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【鎮目博道 テレビ用語の基礎知識】「辞められない悲劇」 キー局間の転職は“ご法度”…浮き世離れした職業になってほしくない (1/2ページ)

 最近、とある地上波キー局では若い人がどんどん辞めていくので問題になっているそうです。その局の局員から聞きました。また、某局の有名プロデューサーが退職することがニュースになって、ヤフトピになったこともありましたよね。「退職者が相次いで、テレビ局はもうおしまい」的な論調の記事も目にしました。

 確かにテレビ局の未来に失望して退職する人も多いんでしょうけども、逆にいいことではないかと思う側面もあるんですよね。簡単に言うと「テレビ局も簡単に辞められる時代になった」っていうことだと思うんです。

 僕が若い頃に、東京のA局からB局に転職した人がいて業界がザワついたことがありました。その時先輩に聞いたのですが、「民放キー局から民放キー局に転職するのは、ご法度」だったそうです。各局とも引き抜き合いになるのを恐れて、他のキー局の退職者は中途採用しないという暗黙のルールになっていると。それを破るような転職だったのでかなり話題になったんですね。

 その暗黙のルールの真偽は確認しようもありませんが、そういえばその後もあまりキー局間の転職は聞いたことがありません。NHKから民放、あるいは制作会社から局への転職はあるんですけどね。

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