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【鎮目博道 テレビ用語の基礎知識】「ドキュメンタリー」 ある意味最強ジャンルなのにとにかく安い制作費…慈善事業ではない「制作利益上がる環境必要」 (1/2ページ)

 今月7日のフジテレビ「ザ・ノンフィクション」で、久々にドキュメンタリーを見て衝撃を受けました。53歳のストリッパーの方と、その追っかけをしているオジサマ達の密着取材だったのですが、出てくる人出てくる人みんな生命の危機に直面していたり、かなり人生大ピンチな方ばかりで、壮絶というか鬼気迫るものを感じてしまいましたよ。頭を棍棒(こんぼう)で殴られたような感じ。

 やっぱりテレビって、演出とかももちろん大切なんですけど、「予想を超えるような驚くべき事実」が一番強いんだなあと思いました。そういう意味では、ドキュメンタリー番組って最強ですよね。最近はなんとなくドキュメンタリーもオシャレで意識高い感じにしてみたり、奇を衒(てら)ったような番組が増えてきましたけど、そういうものには個人的にはあまり心惹かれません。

 びっくりするような人や物事を発見して、ひたすらカメラを回して密着する。そういう「地道で武骨な良い仕事」をしているドキュメンタリーに心打たれます。ディレクターさん偉いなあと思いますよ。なにせほとんどお金にならないんですから。いまやドキュメンタリー番組なんてほとんど絶滅しかかってますし、コロナ禍の影響でニュース特集すら壊滅状態。ドキュメンタリーなんか作ったって、ぶっちゃけ暮らしていけません。

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