記事詳細

【出門英さん没後30年 よみがえる愛の奇跡】ヒデとロザンナ「できちゃった結婚」スクープ 「ギョーカイ」に干された俳優、司会に懸命の日々 (1/2ページ)

 人気デュオ、ヒデとロザンナの出門英さんが旅立って30年がたつ。今もカラオケで『愛の奇跡』を歌うたびにヒデさんの甘い声やドラマで見せたダンディーな容姿がよみがえる。歌手、作曲家、俳優、司会。多才な姿を発揮しながら突如47歳の若さで世を去ったナイスガイを番記者だったジャーナリストが懐かしむ。

 

 スポーツ万能なヒデさんは1975年7月、フジテレビの『芸能人ゴルフ大会』に出演した。舞台は厚木国際CCで、放送記者だった私も現地取材を命じられていた。その前日、ヒデさんから電話があり「私の車で一緒に行きませんか」と誘われ、私は「それはありがたい」とふたつ返事で便乗をお願いした。

 私より1カ月アニキの同級生で、ともに「できちゃった結婚」と境遇も似ていたこともあり、ウマが合った。

 ヒデさんは渋谷のマンションから、東中野の私のアパートまで迎えに来てくれた。彼の愛車は確か74年に誕生したワーゲンシロッコで左ハンドルだった。小型車の割には居住性はよくて、右側の助手席に乗った私はしばらく居心地が変だった。

 飛ばし屋のヒデさんの車が東名高速の追い越しラインに出ると、助手席側はすれ違う対向車と近いため、ちょっと怖いのである。

 ハンドルを握りながら、ヒデさんはよくしゃべった。そのころ、ロザンナは身ごもっていて「ヒデとロザンナ」は活動休止状態。ヒデさんは俳優や司会の仕事で生計を立てようと懸命だった。ところが、ヒデさんは「ギョーカイ」に干されていたのである。

関連ニュース