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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び》さようなら、俳優・立石涼子さん (2/2ページ)

 「涼子は昔からかわいくてね」と母が思い出話を口にするたびに、「昔のことなんてどうでもいいのよ」とピシャリ。年配の役が少ないため年を取ると出続けるのが難しくなる業界で、確たる地位をつかみ取り、「俳優には企業年金のようなものがないから」と将来に備えたマネープランについても策を練っていたようでした。

 まだまだ活躍してくれると思っていたのに。体調を崩したと連絡を受けたもののコロナ禍でお見舞いも難しく、そのうちメールの返事も届かなくなりました。

 最後の舞台となったのは昨年1月、三浦春馬さん主演の「罪と罰」。渋谷のシアターコクーンで観劇後、いつものように食事をして演劇談義に花を咲かせました。蜷川さんが生きていたら、演劇界はどうなっていたかしら。共演の三浦さんや大島優子さんについても話題に上り、立石さんが若き演劇人のがんばりを高く評価していたのが印象的でした。

 取材でお会いした蜷川さん、三浦さん、プライベートでもお付き合いさせていただいた立石さん。大好きな演劇人たちがいなくなるのはさびしい限りですが、きっと天国ではいまだかつて見たことのない舞台の上演準備が始まっていることでしょう。いつかチケットを手に入れて、必ず見に行きます。(み)

 

 演劇大好きなアラフォー根無し草。ついに身内から胴体が太くなったと指摘を受け、ダイエット方法を検討中。

【zak女の雄叫び】取材や日常…。女性記者21人が本音を綴るリレーコラムです。