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【大前研一 大前研一のニュース時評】今後20年「勝つ企業」の条件とは? ポイントは「スマホでお客さんとつながっている企業」 (1/2ページ)

 米国の「アップル」は先月24日、新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)13」や新たな「iPad」など6つの機種を発売した。映画のように背景をボカして人物に焦点を合わせられる「シネマティックモード」や大容量の電池などが特徴。

 ただ、私にはイノベーションという感じはあまりしなかった。現在の機種に満足しているので、この新型には手を出すつもりはない。

 アップルについて、金融・経済サイト「マネー現代」がこんな話を配信していた。共同設立者のスティーブ・ジョブズが「本日、電話を再発明する」と高らかに宣言して初代iPhoneを発表したのが、2007年1月。このときにアップル株を100万円購入していたら、今回の「13」の発売時には4500万円以上になっていたというものだ。1000万円だったら4億5000万円強。

 私は残念ながら、当時、iPhoneがここまで伸びるとは思わなかった。その理由は、電池の交換ができなかったからだ。電池交換のためには、iPhoneショップに持っていって、1週間か10日、待たなければならなかった。携帯を1週間預けてしまうという生活は想像しただけで難しかった。

 バッテリーにも問題があると思っていたが、iPhoneのバッテリーは私が想定したよりも優れていた。

 この株価45倍のアップルに関連して、私が学長を務める「ビジネス・ブレークスルー大学」の学生からこんな質問があった。

 「いまから20年前、プラットフォーマーが富を集めると予測して的中させた学長ですが、次の20年、どのような企業が富を集めると予想されるでしょうか」

 今後20年のポイントは「スマホでお客さんとつながっている企業」だろう。

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