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成長しすぎたタケノコでメンマ作り! 紀州特産品に、「竹害」予防も (2/2ページ)

 先行していた福岡県の会社から加工のこつを学び、試作を重ねた。こりこりとした歯応えの納得できる食感に仕上げるための、ゆでる時間や温度の最適解をつかんだ。「紀州竹菜」と名付け、小売り用のパッケージもデザインした。

 次の目標は、販路の開拓。法人のメンバーらは「メンマを生かした新しい料理を提案することが大切だ」と、新たなレシピ作りに励む。ラーメンの具材以外にも、いろいろな食べ方ができることを伝えるためだ。橋本さんは、地元の商工会議所で物産展の企画運営に長く携わった経験も、生かそうとしている。

 原料は今のところ、金谷地区で伐採したもののみ。橋本さんらは「幼竹を採ることで竹林が整備され、竹害リスクの低減につながる」と訴え、協力者を募っている。

 【メンマ】タケノコをゆで、乾燥させたり、塩漬けにしたりして発酵させた保存食。食材輸入販売を手掛ける丸松物産(東京)などによれば、発祥の地は台湾。明治時代後期に中国大陸から渡来してきたとされる。日本で流通する大半が、中国の原料で現地生産されている。ラーメンの上にのせる食べ方は、日本で広まったという。漢字では「麺麻」などと表記される。

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