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【定年後 難民にならない生き方】オンラインサービス「介護の架け橋~介護の準備と相談室~」 専門家への相談で事前に不安をやわらげる (2/2ページ)

 オンラインサービス「介護の架け橋~介護の準備と相談室~」では、介護で分からないことがあったときに、専門家に“相談”し、“学べる”場としてスタートした。

 「介護がどのようなものか事前に学ぶことができれば、不安がやわらぎます。オンラインだからこそ、自分の好きな場所からアクセスでき、ちょっとした悩みを気軽に相談できると考えました」

 自分ひとりで受講・相談するのはもちろん、家族と一緒にレクチャーを受けるという方法もある。

 「介護をめぐって家族の思いがすれ違う原因のひとつに、『話し合いの前提となるような介護に対する共通認識がない』が挙げられます。こうした意識のすり合わせをしながら、当事者の方やご家族が『これからどのような生活をしたいのか』を整理していくと、おのずと次にやるべきことも見えやすくなる。介護の専門家としてこうしたお手伝いができればと考えています」

 関係が近いからこそ本音が話しづらいこともある。専門家の知恵と知見をどう活用するかは介護に限らず、定年世代の重要なサバイバル戦略のひとつになりそうだ。

 ■島影真奈美(しまかげ・まなみ) ライター/老年学研究者。1973年宮城県生まれ。シニアカルチャー、ビジネス、マネーなどの分野を中心に取材・執筆を行う傍ら、桜美林大学大学院老年学研究科に在籍。近著に『子育てとばして介護かよ』(KADOKAWA)、『親の介護がツラクなる前に知っておきたいこと』(WAVE出版)。

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