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【大前研一 大前研一のニュース時評】ライバル無印良品も起用 ユニクロ出身「プロ経営者」の手腕 (1/2ページ)

 生活雑貨店「無印良品」を運営する良品計画は2日、堂前宣夫専務が9月1日付で社長に昇格する人事を発表した。

 堂前氏は、私が日本支社長をしていた「マッキンゼー・アンド・カンパニー」日本法人を経て、ユニクロを展開するファーストリテイリング(FR)の副社長などを歴任。良品計画はかつて旧セゾングループで、これまで西友出身者が歴代の社長を務めていたが、非西友の社長は初となる。

 堂前新社長は同じ山口出身のFRの柳井正会長兼社長に誘われ、ユニクロが東京・原宿に進出した1998年に入社。2カ月後に20代後半で取締役、30歳で常務、30代半ばで副社長、上席執行役員に就任した。柳井氏の後継候補とも目されていた。2010年前後には欧米統括責任者になっていた。

 それが一昨年に良品計画に入社した。良品計画はいい会社だが、無印良品の欧米展開は売り上げ、収益ともにうまくいっていない。「今後は欧米をよろしく頼むね」ということで、社長を任せたのだろう。

 ユニクロ出身の経営者というと、ファミリーマートの澤田貴司社長(現副会長)や、この6月に就任したロッテホールディングスの玉塚元一社長らがいる。

 澤田氏は伊藤忠商事を経て97年にFR入りし、柳井氏の片腕として活躍したアパレル業界の伝説の人物。原宿店の責任者として同店を大繁盛させ、ユニクロブームを作った。FRの副社長になったものの、2002年に退社した。

 その澤田氏に誘われて旭硝子(現AGC)、日本IBMを経て1998年にFRに入った玉塚氏は、2002年に社長に就任した。

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