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【新・兜町INSIDE】REITに1年半ぶり新顔 希少価値で人気化へ

 東証の不動産投資信託(REIT)市場に6月22日付で東海道リート投資法人が新規上場(IPO)する。昨年12月以来およそ1年半ぶりのREITの新顔だけに、REIT相場全体の刺激材料になりそうだ。

 東証のREIT市場には61銘柄が上場し、時価総額は17兆円を超える。最近ではコロナの逆風下でも堅調な都心部オフィス賃料を好感。REIT市場全体の動きを示す東証REIT指数が海外投資家の資金流入を原動力に6月に入って連日で今年最高値を更新しているほど。

 REITは投資先物件の賃料収入や土地・建物の売却益を分配金として受け取る商品。株式と債券の中間の中リスク商品で、株式のように初値が暴騰する可能性は小さい。それでもREITのIPOは少なく、東海道リートは投資対象が静岡、愛知、三重の3県が中心。「首都圏以外に軸足を置く銘柄はリスク分散の観点から投資家の関心を引きやすく、希少価値の高さから人気案件になりそうです」(大手証券の営業担当者)と下馬評は良好のようだ。

 【2021年6月9日発行紙面から】