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【こんな時代のヒット力】材料切る手間なし、家事負担減少で若いユーザー獲得 丸美屋食品工業「釜めしシリーズ」 (1/2ページ)

 発売51年目の丸美屋食品工業(東京都杉並区)「釜めしの素シリーズ」が、コロナ禍の内食需要で活性化した市場を牽引(けんいん)している。

 釜めしの素は現在、国内市場200億円規模。市場を開拓したのは1970年発売の「とり釜めしの素」だ。釜めしは人気メニューだが、手間がかかるため家庭で作る料理に向いていないことに着目したといわれる。狙いは当たり、ご飯に炊き込むだけで本格的な釜めしができると大ヒット。家庭で手軽に作ることのできるごちそうメニューとして、幅広い世代に親しまれた。

 発売から51年、これまで時代に合わせて7回リニューアルしてきた。中でも「ターニングポイントは2000年、発売30周年のリニューアル」と、同社マーケティング部釜めし・米飯チーム、永田温子さんは言う。

 当時、ユーザー調査で具材量が課題として挙げられたため、具材を増量し、満足度向上に取り組んだ。しかし、丸美屋の「とり釜めしの素」は、調味料と具材を大きな釜で煮込む「大釜製法」。具材のしっかりした味と油の風味がマッチして、どこか懐かしい味になる。

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