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【新・兜町INSIDE】原因不明、8カ月連続の月末安 為替は「1月効果」が威力発揮

 株式や為替など金融市場では、理屈では説明が付かない現象は多い。最近では月末の日経平均株価が昨年9月から今年4月まで8カ月連続で下落し、市場関係者の話題になっている。

 この種の経験則はアノマリーと呼ばれ、日本でも海外でもアノマリー好きな投資家は少なくない。12月や4月の最終営業日は東京市場の連休期間の海外株安リスクを敬遠した投資家が保有株を売るため、株価が下落しやすいとされる。ただ、他の月まで月末に日経平均が下がることまで合理的に説明するのは難しく、「単なる偶然で片づけるしかありません」(投信会社のファンドマネジャー)。

 ちなみに5月の日経平均は昨年までで前月比上昇と下落がともに35回。騰落率を平均するとほぼプラスマイナスゼロになる。

 一方、為替市場では1月の相場が年間の方向性と一致する「1月効果」が今のところ威力を発揮中だ。1月は1ドル=103円でスタートして約1.5円の円安で終了し、足元のレートも110円に迫る円安だ。

 年末に円安なら輸出株高を見越して5月末の下落は買い場か。

 【2021年5月19日発行紙面から】

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