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【コロナが変えた会社のカタチ】三菱地所(下) 起業志望者集う交流スペースの“チーママ” (1/3ページ)

 東京の再開発計画がコロナ禍の今も、めじろおしだ。2002年に都市再生特別措置法が制定されて以降、都市の再生を目指す数々のプロジェクトが進められ、人々が働く場もさまざまな変化が起きている。

 120年以上にわたり東京・丸の内エリア(大手町、丸の内、有楽町)の開発を手がけてきた三菱地所。2020年以降のまちづくり計画「丸の内NEXTステージ」で、重点エリアの1つとして挙げているのが「有楽町」だ。

 ハード面を整備するだけでなく、「既存ビルも活用したソフト面の取り組みも積極的に行っている」と、広報部の橋本沙知さん。昨年7月、「ポスト・コロナ時代のまちづくり」を発表。丸の内周辺エリアを「就業者28万人が毎日8時間×週5日過ごす場」から「多様な就業者100万人が最適な時間に集まり、交流して価値を生み出す舞台」に方針転換した。

 有楽町は、大企業が多い丸の内や金融のイメージが強い大手町に比べて、人や企業の多様性があるまちだ。そんな層に「新たな出会いで刺激を受け、仕事に生かしたい」と思ってもらえるようなプロジェクトを再開発に先駆けスタートさせた。

 その1つが会員制ワーキングコミュニティ「SAAI(サイ)」。有楽町周辺に勤務するイントレプレナー(社内起業家)やその候補者などを対象とし、個人がアイデアを出し合い、磨き、事業化していく過程までをサポートする。

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