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【こんな時代のヒット力】「お酒と健康」真逆なイメージに可能性 4日で1000万本売り上げたキリンビール「麒麟 発酵レモンサワー」 (1/2ページ)

 キリンビール(東京都中野区)は3月29日、「麒麟 発酵レモンサワー」の出荷数が1000万本を突破したと発表した。同月16日の発売からわずか4日での達成で、これは過去10年のキリンビールRTD(Ready To Drink=栓を開けたらすぐ飲めるアルコール飲料)新商品における最速での達成となった。

 発酵レモンサワーは、酵母で発酵させたレモン果汁を使った香料無添加のレモンサワー。同社によると、缶入りサワーとしては世界初である。

 開発にあたったマーケティング本部マーケティング部RTDカテゴリー戦略担当、島嵜健介さんは「発酵技術を生かした新しいアルコール飲料の開発は、20年来のテーマ。お客さまに本当に喜んでいただけるブランドを作れたことが幸せだ」という。

 発酵レモンサワーの開発が始まったのは、発売の約2年前。「健康的なお酒の開発」というコンセプトが背景にある。キリングループは長期経営構想「キリングループ・ビジョン2027」で、健康を重点課題の一つに挙げている。「お酒と健康、真逆のイメージだが、そこに可能性はないかと考えた」(島嵜さん)。そこで様々な可能性を模索し、たどり着いたのが、キリン114年の伝統のものづくり、発酵だった。

 「いざ開発を始めると、発酵だけでは味のイメージがわからない。おいしさが容易に想像できること重要」。島嵜さんが想定したのは、レモンサワーだ。

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