記事詳細

【こんな時代のヒット力】ネガティブなタイトルで類書と差別化、発売前にSNSで内容の一部公開も PHP研究所「書くのがしんどい」 (1/2ページ)

 文章を書くのが辛い。そう悩んだ経験は誰しもあるだろう。それに対し、書き手ではなく現役編集者がスキルとノウハウをまとめた、竹村俊助著『書くのがしんどい』(PHP研究所/東京都江東区)が、刊行(2020年7月)から息長く売れている。

 竹村さんは「メモの魔力」「段取りの教科書」など、担当作累計100万部超のヒットメーカー(本書帯から)だ。18年に出版社から独立。情報発信サービス「note(ノート)」やツイッターで毎日、発信を続けている。そのひとつが「WORDSの文章教室」。数万のフォロワーがいる。

 そこに着目したのが、PHP研究所第二制作部副編集長、大隅元さんだ。「自分も愛読していて、体系化し、1冊の本にしたい」と考えた。大隅さん自身、書けないコンプレックスがあったからだ。編集者自らインタビューして書く毎月の原稿に悩み、書いては先輩編集者に徹底的に直された経験が、トラウマになっている。note(ノート)の連載は、文章の書き方だけでなく、編集の参考にもなった。「全編集者が読みたい本になる」と考えた。

 竹村さんは書くのがしんどい原因を、(1)書くことがない(2)伝わらない(3)読まれない(4)つまらない(5)続かない-と5つあげる。そのしんどさをひとつずつ、解消することで「書くのが楽しい」に辿り着く構成だ。

関連ニュース